ロシア向け中古車とdrom.ru

皆さんお久しぶりです。自分はロシア向けの中古車には興味があり、先日図書館でワシーリィ・アフチェンコさんの右ハンドルという本を読み内容がかなり面白かったので。まず日本には良質な車は数多くあり世界でも人気があります。その中でもロシアというのはかなり中古車を輸出しており、ここ最近はウクライナ進行などロシアのイメージというのは、あまり良いイメージはないと思います。ですがロシア極東のウラジオストクウクライナ進行前よりも多くの中古車が輸入されており、実際国内の主なロシア向け中古車輸出港である伏木富山(ロシアではトヤマシンカと呼ばれている)や舞鶴には数多くの中古車置き場があり、進行後は中古車が人気となりロシア国内や富山などは置き場がなくなりさばけない程です。一時期SWIFT国際銀行間通信協会からロシアルーブルの適用除外を受けた際にルーブルの為替が下がりロシア国内でも購入が難しくなるほどになったのですが、今は除外を受けたほど下がっておらずむしろ日本円の為替が下がっていてロシア国内からも手を出しやすいのが現状です。個人的にはロシアの中古車輸出事情はかなり重要な事であり日本人にも他人事ではないという事です。まずロシア向け中古車の入門サイトに近いdrom.ruについて紹介します。drom.ru自体はこの日本の中古車事情とはかなり関係があり反プーチン派の人達が立ち上げたサイトでもあります。さて前置きは長くなりましたがなぜその反プーチン派が立ち上げたか?それはとある交通事故から始まります

時は2006年ロシアのとある街で事故は起きました ロシアの官僚が乗ったベンツと右ハンドルの車です。ロシア政府はこの交通事故は右ハンドルが悪いという事で右ハンドルを輸入禁止にすると。ウラジオストクのある極東地区はその事についてかなり猛反発しました。まぁそりゃそうですよね。だってウラジオストクは日本車がないと生きていけませんし。中古車の売買で生計を立てている人だっていますから。モスクワやサンクトペテルブルグの方なんて極東の事なんて興味すらないので人達だけでその輸入禁止をしようとします。勿論プーチンも賛同。そしてその反発派の人達が集って作ったサイトがdrom.ruというサイトであると。

ではなぜ2022年現在も輸入が続けられているか? それは日本国内を見習っています。日本国内では左右ハンドル関係なく走っておりそれを元となった事故があまりないからという理由でその話はほぼ解決したという事でした。

(最終的に2006年の事故は実際は官僚側の速度超過が事故の原因であった)

次回はdrom.ruの翻訳なしでも読む方法について紹介します。皆さんご視聴いただきありがとうございました。